原子核-多分子間相互作用の解明のための放射性分子の超精密分光と生体内動態解明

量子もつれ光子理論計算モデルの構築のため、超高感度・精密レーザー分光基盤を確立し、放射性分子のエネルギー状態を超精密分光実験にて明らかにします。具体的には、狭線幅波長可変レーザーと多重反射セル・光共振器を利用した超精密分光法を開発し、理化学研究所仁科加速器科学研究センターRIビームファクトリーにおいて放射性分子のガスジェットを生成し、その超精密分光を実施します。また、多分子間相互作用イメージングに用いる薬剤の候補化合物の生体内における薬物動態を評価するために、14Cで標識した候補薬剤を生体に投与した後、採取された生体試料を超精密高感度レーザー分光(CRDS)で分析する手法を開発します。

本計画研究の概要
理研RIビームファクトリーにおける
放射性分子のガスジェット生成の原理

メンバー

研究代表者:富田 英生(名古屋大学・工学研究科・准教授)
研究分担者:寺林 稜平(東京大学・大学院工学系研究科・助教)
研究分担者:園田 哲(理化学研究所・仁科加速器科学研究センター・技師)
研究分担者:向井 もも名古屋大学・工学研究科・特任助教)